8月4日(日)渋谷ヒカリエで「岩合光昭写真展―ねこ」を見た後、輸入レコード店ハイファイ・レコード・ストアで「LOOK TOWARD A DRAM」というLPを購入。
1970年頃、銀座ヤマハホールで、故中村とうようさんがミュージックマガジン(当時はニューミュージックマガジン)に掲載された新譜等を解説し聞かせてくれるレコードコンサートが開かれていた。
ここで聞いたのがこのLPに入っていた1曲、10分を超えるジャズロックで、そのかっこよさに曲の終わった後参加者から拍手が起こったのを覚えている。
LPを買いたいと思ったのだがメモを取っておらず、ギタリストのラリー・コリエルがジャズのサックス奏者と共演したLPという記憶しか無かったので、色々なレコード店の棚をラリー・コリエルの名前で探してみたが,このLPを見つけることは出来なかった。
それから数十年が経ってネット時代に入りラリー・コリエルのディスコグラフィなどが検索出来るようになったが、何度検索してもこのLPはヒットせず、しばらくこのLPのことは忘れていた。
昨年、ふと思い出して色々とキーワードを入れて検索したところ、検索機能が進化したのか、遂にLPを発見。
Arnie Lawrenceというサックス奏者のアルバムにラリー・コリエルが客演していたことが判ったが、CDにもなっておらず、LPも日本では入手出来ないようだった。
今年になって再度検索したところ、ハイファイ・レコード・ストアに在庫があることを発見、最初に聞いてから43年経ったこの日、ようやく購入する事が出来た。
家でターンテーブルに載せると、43年前に聞いたサウンドが蘇り感激したが、ヤマハホールとはいかなくても、もっと大音量で聞いてみたい。 ちなみにラリー・コリエルは健在で現在70歳だという。